ヘデのおうちストーリー

旦那様はせっかちにも千の風となり、子育ても卒業したヘデが2015年10月に平屋を建て替えました。その成り行きと現在の生活雑記を綴ります。ブログ超初心者です。

トイレと寝室・・・・母の教え

朝、ゴミを出しに行ったらご近所の庭の片隅にバラが花をつけていました。

例のへでの朗詠集の中の詩が浮かんできました。
薔薇ノ木ニ  薔薇ノ花サク  ナニゴトノ不思議ナケレド
薔薇ノ花  ナニゴトノ不思議ナケレド  照リ極マレバ木ヨリコボルル 光リコボルル
ご存知、北原白秋の詩です。
中学校の副読本にありました。
ゴミ袋を持ったまましばらくたたずんで見惚れていました。


施設でお世話になっている母が先々週、転倒して背中を打ちつけてしまいました。
母は定期的に週末家に帰ってきています。
自宅での日曜日の朝、トイレに行こうとして、転んだようです。
つまずいたのか滑ったのかは、本人も覚えていなくて
とにかく背中から肩辺りが痛むそうです。
兄たちの判断では、それ程の大事にはなっていないように思われました。
痛がりながらも食事をし、夕方には施設に戻って行きました。
月曜日も何とか過ごしていましたが、
火曜日の朝に痛みがひどくなったという電話が母からありました。
本人が納得しないで不安なまま過ごすのは、精神衛生上良くないので
へでが仕事を休んで整形外科の受診に付き添いました。
レントゲンを使って調べましたが、骨折はないとのことでひと安心しました。
痛み止めとコルセットを貰って帰りました。
痛みには波があるようで、つらい時には、職員の方を煩わせたり、
兄やへで、孫たちに電話をしたりしています。
今は面会が中止になっていて、外泊もできません。
淋しい思いを抱いて、痛みと向き合っています。
早く痛みがひくことを願うばかりです。


母の施設の部屋には、トイレがあります。
ベッドから歩いてほんの数歩です。
家のトイレは、寝室の隣の居間を通った先にあります。
小さな家ですから、大した距離ではありませんが、
母の今の状況では近いとはいえないようです。
施設では移動の際には必ず手押し車か杖を必ず使うように言われています。
家では内部で手押し車を使うことは不可能なので、室内用の杖を用意しています。
でも、面倒なので杖を使うことはなかなかないようです。
今回も杖を使っていたら転倒は防げたかもしれません。
早朝の出来事で、転んだ母は、携帯電話のあるところまで必死に這って行き
兄に助けの電話を入れたそうです。
すぐに敷地内にいる兄が来て、大事には至りませんでした。


へでやはどうでしょうか?
母の姿は、近い将来のへでの姿です。

へでやは、打ち合わせの段階で、「寝室とトイレはお友達‼️」がへでの願いでした。
お客様の使い勝手、導線は二の次です。(キッパリ!
さすがに施設のように寝室内にトイレは無理でしたが・・・・・^_^;


年を重ねた先の自分の姿は想像したくありません。
また、予想を超えるものがあると思います。
母もへでの年齢では、父と一緒に孫4人を連れて海や川に行ったり
公民館で卓球や習い事をしたりしていました。
とても頼りになる存在でした。
一人暮らしのへでは、助けを呼ぶにしても母より条件ははるかに悪いです。


母は、今でも娘に身をもっていろいろなことを教えてくれています。


以前、母が公民館の講座で作った千切り絵をバックに人形を置いてみました。

これも母の手作り色紙です。

義父宅の離れ(義父の両親の隠居所)にあったホコリだらけの置物を借りてきました。
コロナ退散を願って、トラさんの掛け軸を掛けてみました。


最後までお付き合いをありがとうございました。(*^_^*)

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