ヘデのおうちストーリー

旦那様はせっかちにも千の風となり、子育ても卒業したヘデが2015年10月に平屋を建て替えました。その成り行きと現在の生活雑記を綴ります。ブログ超初心者です。

義父のこと

ずっと先送りにしていた義父のことをお話しします。
義父はお正月の頃まで、変わりなく過ごしていました。
義母が用意したゴミ袋を収集所まで持って行ったり、
義母のお買い物メモを持って、近くのスーパーに買い物に行くのが日常でした。
愛用のシニアカーを駆使しておりました。
週に2度運動を兼ねてデイサービスにも行っていました。


ところが1月中旬から体調を崩し、大好きなお酒も飲まなくなり、
起き上がると心拍数が上がり、歩くと呼吸が苦しくなってしまいました。
主治医のところでの定期検診でも、血小板の数が急激に減少していると言われました。
主治医の紹介状を持って、近くの総合病院に行ったのが2月中旬でした。
診察が終わって、今後通院治療でも良いと言われて帰ろうとすると、
椅子から立ち上がれなくなって、(°_°)そのまま入院となってしまいました。
その後いろいろな検査をしましたが、なかなか原因が分かりませんでした。
酸素吸入をして、24時間酸素ボンベとお友達になりました。
お友達と一緒だと、トイレにも自分で行け、食事の量も回復しました。
年齢が年齢なので、経年劣化かなと思っていましたが、大層な病名を告げられました。


治療の方針が立ったので、ひと月後に総合病院は退院して、近くの病院に移りました。
ここでは、リハビリを中心に体力回復を目指しました。
義父はナースを始め、職員の方たちに親切に接してもらい、ご機嫌で過ごしていました。
人生初めての一人暮らしを経験する義母の方が、寂しそうでした。


状態が安定して、病院側から次の場所を打診されました。
病院は入院が3ヶ月を越すと、経営を圧迫してしまうのですってね。
在宅療養、他の病院、介護施設の選択があります。
義父母は、以前からこうした時の身の振り方を介護施設と決めていたようでした。
そこで、へでと病院の相談員の人といろいろ捜していきました。
希望としては、
①施設が古くなくて、快適そうであること。
②いざという時にすぐに医療支援があること。
③コロナ禍でも何らかの形で義父と連絡が取れること。
④できれば家から近いこと。
職員や入居者の方々との相性が一番大切なのですが、コロナ禍の今は、体験入居も実施されていません。
義父の人間力に頼るしかありません。( ̄^ ̄)


希望条件に合うところで、たまたま空きが出たので、連休明けに入居することになりました。
3階までが病院で、4階がサービス付き高齢者向け住宅、5階が介護施設となっています。

5階の施設ではナースは日中のみの勤務ですが、
いざという時には直接病院と連携できます。
また、状態が悪化すると4階の医療ユニットに移ることもできるのだそうです。

ここでは、24時間ナースが巡回してくれます。
さらに治療が必要となると、病院の方に入院もできます。
義父の場合には、体に負担になるような治療は、多分しないと思いますが・・・。


この施設は、10年前にできたので、まだきれいです。
一応タブレット面会、内線電話を通じての外部との通話もできます。
家から3キロほどのところにあって、便利で部屋の窓からの景色も悪くありません。


コロナ禍なので、一旦義父が入居するともう部屋には入れません。
義父が入居するまでに部屋を整えるように言われました。
ということは、ムスメやムスコが帰ってくるGW中が勝負‼️

部屋は、これだけの設備で、あとは入居者の持ち込みです。
パンフレットには小綺麗なレイアウト例が示されています。・・・・・TVがない(^_^;)

父には、無用のミニキッチンセットがレイアウトの邪魔をしています。(*^^*)
部屋を出てすぐの所に、浴場があるのでシャワーユニットも無用かと思いましたが、
万一トイレの失敗をした時のための設備だそうです。


ベッドは借りることにしました。
収納ボックスとハンガーラックは実家の兄が提供してくれました。
椅子とテーブルは家にあるもので済ませました。
テレビとテレビ台を買う必要があります。

今の父の唯一の趣味はテレビですから、重要項目です。
相談員の人に、どのくらいの大きさを皆さん使っているか参考までに伺いました。
いろいろ迷いましたが、ムスコをベッドに寝かせて、新聞紙で作った画面でお試し。
結局相談員の方に伺ったものより一つ大きなサイズにしました。
テレビ台は、キャスター付きのものにして、場合によっては引き出せるようにしました。
ムスコとムスメ、孫ムスメとで、頑張って組み立てました。
ミニキッチンセットがやっぱりおじゃま虫です。( ̄∀ ̄)
でも、一応突っ張り棒やラックなどを使って、小分けしておきました。
コンロなんかなくして、電子レンジや電気ポットが置ける方がいいですよね。

トイレは、手すりがあるだけのものでした。
棚が欲しいですよね。
これもムスメが突っ張り棒と金網で作ってくれました。
これで予備のトイレットペーパーがトイレ内に置けます。
ペーパーホルダーも使いやすいように2連にしました。

洗面台ですが、う〜んです。💦💦💦
車椅子仕様として、下が空いているのは当たり前ですが、超シンプルなものです。
コンセントは上にも欲しいですよね。

とまぁ、文句ばっかり言っているへでを尻目に、
チーム義父の力で一応GW中に何とか部屋が整えられました。
衣服や物品に付ける名札は、義妹がテプラでこれでもかというほど作ってくれました。
電器屋さん、ホームセンター、百均、ドラッグストア、衣料店に何度となく通いました。
膨大なレシートを見てもたじろがず、キャッシュをすんなり出してくれる義母。
さすがです。
入居日前日には、義弟も応援に来てくれ、最後のチェックをしてくれました。
当日は、介護タクシーに義母が同乗し、久しぶりのご対面でした。
義母が笑顔で話しかけ、はにかむような表情でそれに答えている義父が印象的でした。
本来なら、面会の度に細かく部屋や持ち物を整えていくのですが、
このご時世では、父の部屋に入れる日はいつのことになるでしょうか?(T_T)
今後は職員の方や義父のリクエストを聞いて整えていくしかありません。
義父が施設内の売店や散髪屋さん、ビデオシアターなどを自由に利用し、
面会に来た義母と付属のレストランを利用する日が来ることを切に願っています。
敷地内に併設されている保育園(職員の方の子どもさん用?)との交流もまたできるようになればと思います。


入院3ヶ月間、凹まず穏やかに過ごし、認知機能が衰えなかった父に脱帽です。
義母は時折、義父に電話をかけ、そのことを又いろんな人に話しています。
明るさを失わない前向きな義母を尊敬します。
この土曜日には、施設の方との支援会議があります。
しっかり話をして、施設側と義父母との良好な関係を築いていきたいと思っています。


ではまた(^_^)

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