夏の旅レポート〜平泉
今回もまた、夏のささやかな旅行記におつきあいください。
今回は岩手県です。
へでが足を踏み入れた東北地方は、今まで仙台が北端でした。
今回、急にムスメの仕事日程が空いたので、急遽憧れの平泉に行って来ました。
初日はまず、奥州市にある「えさし藤原の郷」でお勉強です。
ここは、奥州藤原氏に関係する建物を復元し、
歴史的背景を分かりやすくパネルやビデオで説明しているテーマパークです。
へでのお目当ては藤原氏の居館、伽羅御所の復元です。
寝殿、対屋がきっちり復元されていました。
しかも内部の見学は自由です。
京都御所のように歴史の息吹きを感じることはできませんが、
平安時代の生活感を味わうことができました。
夏は涼しいでしょうが、冬は無茶苦茶寒そうですし、
プライバシーはほぼ無しですね。(^_^;)
ムスメに呆れられるほど、居座っておりました。
平安時代の東北の政庁も復元されていました。
朱塗りが鮮やかで、平安神宮を彷彿させました。
その他、平安時代の東征の柵とか、穀倉群、領主の屋敷、
はたまた戦国時代の農家など、タイムスリップしたような建物が
滴るような緑の中に点在していました。
こんなテーマパークがお安い料金で入れてご機嫌でした。
ここは、江戸時代の時代劇撮影に京都の太秦が使われるように、
中世、戦国時代の撮影によく使われるそうです。
ロケ資料館には、大河ドラマの撮影エピソードや写真が展示されていて、面白かったです。
翌日はいよいよ本番の平泉です。
有名な中尊寺です。
建物はもちろん素晴らしいのですが、それ以上に境内の木立が素敵でした。
国宝代1号だという光堂は、夜光貝の螺鈿細工が黄金の美しさに勝る感じでした。
豪華でしかも上品でした。
続いて毛越寺にも行きました。
残念ながら建物は余り残っていませんが、平安時代の浄土庭園がきれいに整備されています。
想像していたよりもずっと大規模で、池の大きさに圧倒されました。
こんな池だからこそ、平安貴族は船遊びができたのですね。
すごいもんです!(・・;)
達谷窟、無量光院跡などにも汗をかきながら回りました。
1日乗り放題のバスは本数が多くて、とても便利でした。
天気が良かったせいもあり、青空と白い雲、田園、木立の美しさにみとれました。
どこをとっても絵になります。
平泉は景観整備にとても力を注いでいることが分かりました。
2日間、暑い中をテクテクよく歩きました。
翌日からまたハードな仕事生活に戻ったムスメに感謝です。
この夏の旅は、猛暑の中よく動き回りました。
付き合ってくれた友達やムスメに感謝ですが、
快く送り出してくれた実家の母、義父母はもちろん、
実家の兄夫婦、息子ファミリーに感謝です。
夏の思い出をエネルギーにして、
また日常生活を大切にしていきたいものです。(^ν^)