ヘデのおうちストーリー

旦那様はせっかちにも千の風となり、子育ても卒業したヘデが2015年10月に平屋を建て替えました。その成り行きと現在の生活雑記を綴ります。ブログ超初心者です。

あちらの世界(彼岸)とこちらの世界(此岸)

暑い暑いと言いながら、夜明けは少し遅くなり、日暮れは少しずつ早くなって来ています。
久しぶりにへで版和漢朗詠集から一首。
「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる」(藤原敏行)
今日は台風の影響で、風はビュウビュー吹いていますが・・・・f^_^;
彼岸からこちらに帰って来る方々、お気をつけください。
まぁ、あの方達は、彼岸からですから、なんてことはないでしょう。^ ^


冗談はさておき、実は心の痛むことが立て続けにありました。


7月には、以前勤めていた職場の同僚が亡くなりました。
昨年末に体調を崩して、年明けからとうとう病気休暇を取っていました。
仕事熱心で、みんなから慕われる人柄の方でした。
へでが仕事を辞した時も、心のこもったメッセージとプレゼントをいただきました。
昨年度はさらに仕事量が増し、きっと全力で日々を過ごしていたのだと思います。
体調がすぐれなくても、気力でカバーしてしまったのでしょう。
心療内科からお薬をいただくようになっても一向に改善されず、日が過ぎていきました。
とうとう大きい病院に行ったら、重大な病名が告げられ即入院でした。
そして4ヶ月も経たないうちにご逝去です。
体調不良を精神的なものと思い込んでしまって、取り返しのつかないことになりました。
でもある意味、年齢的にも、職場環境からもありそうなことと思えます。


もうお一人は8月の始めに訃報が入りました。
へでが通っているお習字教室のお師匠さんの叔母さんです。
自宅を姪御さんにお貸しして、自分も生徒さんとして習っていました。
お師匠さんの指導力と共に、叔母さんの包容力が魅力の教室です。
早い時間はへでたちが、夕方になると学校を終えた子どもたちが通って来ます。
いつも温かい言葉をかけてくれ、親身に世話してくれました。
数日前の教室では、ちょっと調子が良くないからと途中で退席しましたが、
この暑さだから暑気あたりかなとぐらいしか思っていませんでした。
その後も寝たり起きたりで、その5日目の明け方救急車で搬送中に心肺停止、
病院に着いた時にはもう亡くなっていたそうです。
最後の教室の日から丁度1週間後がご葬儀の日となりました。
通夜の席でご主人が男泣きをされていて、立ち会った皆が涙しました。


生涯現役と思えるお二人の終わり方でした。
どちらも家族葬とのことでしたが、ひと目お別れをしたいとたくさんの人が集いました。
へでもその一人でした。
「世は定めなきこそいみじけれ」と兼好法師は言いましたが、
へでのような凡人は、なかなかそのような心境には至れません。



遅ればせながらへでやのプチ模様替えをご覧ください。

近頃は、あるモノの使い回しです。💦💦💦

マチス展で買い求めた絵が新たに仲間入りです。
マチスって、へでにとってはずっと謎の画家でした。
付いていけないなと思った時期もあったのですが、数年前から❤️になりました。

どんな絵でも描けそうな人です。(^.^)


明日からムスメが帰省し、それを皮切りに明後日は孫娘がお泊まりです。
義父の初盆ですから例年よりも多くの方が来られることでしょう。
あちらの世界とこちらの世界とに思いを馳せたいと思います。


ではまた。(^_^)

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